挨拶
第26回の抗悪性腫瘍薬開発フォーラムを、2019年2月16日(土)に開催いたします。
今回のフォーラムは、飯田真介実行委員長(名古屋市立大学)、前田英紀副実行委員長(製薬協/アステラス製薬株式会社)、齋藤宏暢副実行委員長(製薬協/第一三共株式会社)を迎え、「がんに対する抗体療法の技術革新と新展開」をテーマに準備を進めております。
是非ご参加いただけますようお願いいたします。
抗悪性腫瘍薬開発フォーラム
代表 武藤徹一郎
公益財団法人がん研究会
第26回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム
「がんに対する抗体療法の技術革新と新展開」について
がんに対する抗体療法はキメラ抗体やヒト化抗体など分子生物学の進歩による抗体作成技術の進歩により臨床導入が可能となった。リツキシマブやトラスツズマブなど腫瘍細胞に直接作用する抗体から、ベバシズマブやデノスマブのようながんの微小環境や転移性の溶骨病変を抑制する抗体までその応用は広く、細胞傷害性薬剤や分子標的薬との併用が容易であるという利点を有している。そして、抗体薬による免疫チェックポイント分子の抑制は、新たながん免疫療法の潮流として重要な役割を担っている。
本フォーラムでは、宿主免疫増強を目指した抗体薬の併用によるトランスレーショナル・リサーチと臨床治験、さらに技術革新によりさらなる進化を遂げた抗体の応用であるantibody-drug conjugate (ADC)やbispecific T-cell engager (BiTE)、そして養子免疫療法であるchimeric antigen receptor-T cell (CAR-T)療法の今後の展開について理解を深めたい。併せて細胞免疫療法の我が国におけるインフラの構築や医療コストの視点についても、産官学それぞれの立場から議論を深めたい。
第26回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム
実行委員長 飯田 真介
名古屋市立大学
開催概要
名称 | 第26回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム 『がんに対する抗体療法の技術革新と新展開 』 |
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日時 | 2019年2月16日(土) 午後1時~ |
会場 | 吉田富三記念講堂及びセミナー室AB (公益財団法人がん研究会がん研究所1F)アクセス 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31 最寄り駅:有明(ゆりかもめ)、国際展示場(りんかい線) |
参加費 | 4,000円(ミキサー費含む) 本フォーラムへの参加は事前登録制となっております。 |
参加受付 | 参加受付締切:2019年1月18日(金) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
参加申込み方法 | 1. HPより参加登録をする。 2. 事務局より締切後一週間程度で参加確認書をメールにて送信 3. 当日参加確認書を持参の上、参加費を受付で納入 ※上記の方法がとれない方は事務局にご相談下さい。 |
事務局 | 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31 (公財)がん研究会がん化学療法センター 担当:三原 TEL:03-3570-0661 FAX:03-3570-0484 E-mail: atdd-frm@jfcr.or.jp |
第26回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム参加登録フォーム
参加登録は締め切りました。
第26回フォーラムアンケートまとめ
感想・意見
総合評価「良かった&まあまあ良かった」と回答
- 抗体関連のoverviewをしていただき非常に勉強になった。(他6件)
- 最新情報でまとめて報告いただけ、面白かった。(他6件)
- 良いスピーカーが選択されて、最新のエビデンスがまとめられていたこと。(他3件)
- 総合討論で疑問点が回収された。進行とフロアの対応も素晴らしかった。(他2件)
- 日米欧、各々の状況が説明、コメントされていたから。(他2件)
- 田村先生のコメント:Super Responderの投与前の検体を調べるのも大事。
- 学会発表スライドをもとにdiscussionできるスライドがあればなお勉強になった。
- 最近はテクノロジー系が多かったが久しぶりに薬剤メインで興味深かった。
- 活性型インテグリンの話が面白かった。
- 時間をコントロールしており聞きやすい。
- 前半の空調はきつかったので、出来るだけ早い段階で改善いただけるとありがたい。(後半の温度設定は良かった)
今後取り上げるべき、興味のあるテーマ
【がん免疫療法等】
- Immunotherapyと他の治療を合わせた集学的治療の進歩
- Immunotherapyに伴う副作用対策(CRS、抗IL-6抗体の使用方法、特殊な副作用)
- CAR-T
- Radio Ligand Therapyについて
- 1年後に同じtopicsでやって、どんな進展があったか。
【臨床試験・治験ほか】
- IITのあり方。コスト、企業治験との住み分け
- 新薬開発、育薬(適応拡大etc)における医師主導治験の役割(日米欧の違い)
- ICH17
- トランスレーショナルリサーチ
- 最新の安全性情報
【医療とコスト】
- 医療経済
- 高額な治療法が増えており、医療経済性についての動向
- 新しいエンドポイント(開発コスト削減、早期患者アクセスのため)
- 医療財政:もたないと言われているが、何がもたない状態なのか?経済学者や財務省を交えて議論する→今まで一度もないがすべての問題が経済的な理由に行き着くのもよく経験するところ→もしかすると問題など存在しないかもしれない。あるいは明確な打ち手も理解できるかもしれない。いずれにせよ、議論する事ではっきりする事が多いと想定できる。
以上
プログラム
第26回フォーラム実行委員会
委員長 | 飯田 真介(名古屋市立大学) |
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副委員長 | 前田 英紀(製薬協/アステラス製薬株式会社) 齋藤 宏暢(製薬協/第一三共株式会社) |
委員 | 青木 正幸(PhRMA/MSD株式会社) 井口 豊崇(医薬品医療機器総合機構) 川村 学(PhRMA/日本イーライリリー株式会社) 北川 洋(EFPIA-J/ノバルティスファーマ株式会社) 清原 宏眞(医薬品医療機器総合機構) 桐戸 敬太(山梨大学医学部) 高見 朋子(PhRMA/MSD株式会社) 田村 研治(国立がん研究センター中央病院) 永井 純正(東京大学医学部附属病院) 西尾 誠人(がん研究会) 橋本 順一(製薬協/大塚製薬株式会社) 日野 敬晴(EFPIA-J/アストラゼネカ株式会社) 清宮 啓之(がん研究会) 冨田 章弘(がん研究会) 藤田 直也(がん研究会) |