挨拶
第23回の抗悪性腫瘍薬開発フォーラムを、2017年6月24日(土)に開催いたします。
今回のフォーラムは、清水俊雄実行委員長(国立がん研究センター中央病院)、前田英紀副実行委員長(製薬協/アステラス製薬株式会社)を迎え、「がん治療における革新的変化を踏まえた最先端技術と新たな開発戦略の現状、今後の方向性」をテーマに、準備を進めております。
是非ご参加いただけますようお願いいたします。
抗悪性腫瘍薬開発フォーラム
代表 武藤徹一郎
公益財団法人がん研究会
第23回抗悪性腫瘍薬開発フォーラムについて
近年、ゲノム解析の進化に伴う診断技術の変化は患者エンリッチメントによるプレシジョンメディシンを可能としてきた。最近10年間におけるがん薬剤開発の変遷を振り返ると 1)薬剤の変遷、2)個別化医療を可能とする革新的技術・診断技術の変遷、3)新しいテクノロジーを用いた治療開発の変遷、4)早期新薬開発の試験デザイン・薬剤承認プロセス迅速化/規制要件の変遷などが挙げられるが、これらの最先端技術と新たな開発戦略・臨床的有用性をどのような適切な方法で検証し、効率的に迅速薬事承認へ繋げるかという課題に直面している。また再生医療の実用化を促進するための遺伝子治療最新動向としては、薬事承認取得を目指した治験実施等が欧米諸国と比較して我が国においては依然経験値が少なく、遺伝子治療製品の承認に向けた開発スキーム構築および実践が急務とされている。今回のフォーラムでは、「がん治療における革新的変化を踏まえた最先端技術と新たな開発戦略の現状・今後の方向性」に関して、臨床開発における諸問題を明確にし、日本が世界をリードするがん新薬開発を行うために、産・官・学から各領域におけるエキスパートが一堂に集まり最良の解決策を探索していきたい。
第23回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム
実行委員長 清水 俊雄
国立がん研究センター中央病院
開催概要
名称 | 第23回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム 『がん治療における革新的変化を踏まえた最先端技術と新たな開発戦略の現状、今後の方向性』 |
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日時 | 2017年6月24日(土)午後1時~6時 |
会場 | 吉田富三記念講堂及びセミナー室AB (公益財団法人がん研究会がん研究所1F)アクセス 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31 最寄り駅:有明(ゆりかもめ)、国際展示場(りんかい線) |
参加費 | 4,000円(ミキサー費含む) 本フォーラムへの参加は事前登録制となっております。 |
参加受付 | 参加受付締切:2017年6月2日(金) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
参加申込み 方法 |
1. HPより参加登録をする。 2. 事務局より締切後、一週間程度で参加確認書をメールにて送信 3. 当日参加確認書を持参の上、参加費を受付で納入 ※上記の方法がとれない方は事務局にご相談下さい。 |
事務局 | 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31 (公財)がん研究会がん化学療法センター 担当:三原 TEL:03-3570-0661 FAX:03-3570-0484 E-mail: atdd-frm@jfcr.or.jp |
第23回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム参加登録フォーム
締め切りました。プログラム
第23回フォーラムアンケートまとめ
感想・意見
総合評価「良かった&まあまあ良かった」と回答
- 期待の高まる腫瘍崩壊ウイルス、リキッドバイオプシーなどの最新の知見を得ることができた。(他10件)
- テーマ選択が幅広い。(他5件)
- リキッドバイオプシーの現状と将来像がよく理解できた。(他3件)
- 産官学の各立場の考えがわかる。(他2件)
- コンパニオン診断薬の開発状況の理解と必要性、臨床への応用・方向性を学習した。
- NGS、クリニカルシークエンスについての問題点が洗い出された。
- MSIに関する話題が良かった。
- LBxのバイオマーカー検索について興味があるので、話が聞けて良かった。
- あまり関連のない2つのトピックを詰め込んだ分、未消化(時間不足)になった感じはある反面、普段見聞きしない分野の知識が得られたのは良かった。
- 実例が比較的多かった。
- LDTで得られたデータを元に薬剤投与→償還されるのがUS、されないのが日本。企業はUSでも日本でもCDX要求されている状況は変わらない。ねじれがあるのはどちらも一緒だが、このねじれの解消の方向性をどのようにつけ、将来につなげるのかが論点と感じた。
- とても勉強になったが、難しいので自分でも勉強していきたい。
総合評価「普通」と回答
- 結果が出たもの以外は、方向性のみのため
- ボリュームが多すぎて、フォローできない発表もあった。
今後取り上げるべき、興味のあるテーマ
【診断薬・診断機器】
- NGSベースの診断
- NGSを用いたマルチ診断パネル
- NGS+その他手法パネルの比較
- クリニカルシークエンスの実装について
- NGS、リキッド、新技術に対する当局の考え方
- もっとCoDx要件、NGSパネルの承認、実地臨床に関する話題を取り上げて欲しい。
- Multiplex assay、immune-monitoring、ソフトウエアの取り扱い
【規制・制度など】
- 臨床研究法への対応
- 条件付き早期承認制度への規制について
-医薬品の適応拡大への応用
-ゲノム情報に基づく医薬品適応拡大への応用
-条件付き解除のためのフルアプルーバルへの応用 - 日本・海外の最近の早期承認の傾向、方針、事例について
【新しい治療薬・治療法など】
- がんゲノム推進
- ADC、低分子標的、抗体医薬、DDSの比較や各々の持ち味をクリアにして欲しい
- がん免疫療法の評価方法、今後の展望、効果が期待できるがん種の考察
第23回フォーラム実行委員会
委員長 | 清水 俊雄(国立がん研究センター中央病院) |
副委員長 | 前田 英紀(製薬協/アステラス製薬株式会社) |
委員 | 稲垣 治(製薬協/アステラス製薬株式会社) 大熊 伸一(PhRMA/日本イーライリリー株式会社) 春日 芳朋(EFPIA-J/中外製薬株式会社) 慶徳 理枝子(EFPIA-J/ヤンセンファーマ株式会社) 柴田 龍弘(東京大学/国立がん研究センター) 柴辻 正喜(医薬品医療機器総合機構) 高見 朋子(PhRMA/MSD株式会社) 田村 研治(国立がん研究センター中央病院) 土井 俊彦(国立がん研究センター東病院) 橋本 順一(製薬協/大塚製薬株式会社) 吉野 孝之(国立がん研究センター東病院) 渡辺 勝(PhRMA/MSD株式会社) 藤田 直也(がん研究会) 清宮 啓之(がん研究会) 冨田 章弘(がん研究会) |