第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラムは予定通り開催します。
挨拶
第16回の抗悪性腫瘍薬開発フォーラムを、2014年2月15日(土)に開催いたします。
今回のフォーラムは岩崎甫実行委員長(山梨大学)、影山慎一副実行委員長(三重大学)、嶋本隆司副実行委員長(米国研究製薬工業協会/MSD株式会社)のもと、「がん治療における免疫療法の位置づけ」をテーマに準備を進めております。
是非ご参加いただけますようお願いいたします。
抗悪性腫瘍薬開発フォーラム 代表
武藤徹一郎
公益財団法人がん研究会
第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラムについて
近年、生体の免疫機能が、がんの発生およびその進展に関して重要な役割を担っていることが明らかになり、様々な免疫担当細胞を活性化することにより免疫機能を賦活してがんの治療に役立てようとする免疫療法は、外科的療法、化学療法、および放射線療法に次ぐ、4番目の治療法として期待されている。最近では、活性化T細胞の輸注による細胞免疫療法や様々ながん抗原を標的としたがんワクチン療法に加えて、免疫機能のチェックポイントに関与する薬剤が種々開発されており、FDAの認可を得た薬剤も登場している。本フォーラムでは、各分野でがん免疫療法に取り組んで来られた先生方に発表を頂き、本邦での免疫療法をどのように評価して、がん治療の中でどのように位置づけするか討論したい。
第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム
実行委員長
岩崎 甫
山梨大学
開催概要
名称 | 第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム 「がん治療における免疫療法の位置づけ」 |
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日時 | 2014年2月15日(土)午後1時~6時10分 |
会場 | 吉田富三記念講堂(公益財団法人がん研究会がん研究所1F)アクセス 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31 |
参加費 | 4,000円(ミキサー費含む) 本フォーラムへの参加は事前登録制となっております。 |
参加受付 | 参加受付締切:2014年1月29日(水) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
参加申込み 方法 |
1. HPより参加登録をする。 2. 事務局より締切一週間程度で参加確認書をメールにて送信 3. 当日参加確認書を持参の上、参加費を受付で納入 *上記の方法がとれない方は事務局にご相談下さい。 |
事務局 | 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31 (公財)がん研究会・がん化学療法センター 担当:三原 TEL:03-3570-0661 FAX:03-3570-0484 E-mail: atdd-frm@jfcr.or.jp |
第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム参加登録フォーム
締め切らせていただきました。
プログラム
第16回フォーラムアンケートまとめ
第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラムでは足下の悪い中ご参加いただき、またアンケートに対し大変多くの貴重なご意見をいただきまして、誠にありがとうございました。
これらの貴重なご意見は、フォーラム運営サイドのみではなく、参加いただきました皆様とシェアすることにより、今後のフォーラムの発展により役に立つものと考えております。なお、本アンケート結果のまとめは、同様なご意見をひとつにまとめるなど、必ずしも原文と同一ではないこと、ご了承ください。
今後ともフォーラムへのご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
第16回抗悪性腫瘍薬開発フォーラム 実行委員会
感想・意見
総合評価「良かった&まあまあ良かった」と回答
- 産官学各々からの発表があり、現在最も関心の高い免疫療法に関する内容であったので良かった。(他12件)
- 最新の免疫療法の情報を得ることができた。(他7件)
- Academia、企業、PMDAからそれぞれの考え方や経験をお伺いすることができてとても良かった。特に、academiaと企業側の試みとそれらの結果、実例から様々な学びをさせてもらった。(他11件)
- 海外での免疫療法の状況を聞くことができた事、またその内容に対してアカデミアの方々が活発な質疑をされていた事がよかった。(他5件)
- 人数が多すぎなかったので、質疑応用が活発になされていたと思う。(他3件)
- 多くの話が免疫治療のoverviewという感じで、もう少し免疫治療の開発のインフラ、規制当局からの面でのdiscussionなどがあればと思います。(他1件)
- Novel-Novel combination drug developmentについてもっと具体的な話が聞ければ良かった。
- 内容は大変勉強になったが、時間に関してはもっと厳密に管理して頂きたいです。
- 人数にしては会場が窮屈に感じたので、もう少し座席間を工夫するなど、会場を改善して頂ければと感じた。
- 総合討論での英→日の翻訳をして欲しかった。
- 演台の位置を再考して頂きたい。向かって左側前方に座るとスライドが演台にかぶって見えません。
- Discussionがやや不活発であった。
- 療法(手技)と医薬品との境界があいまいな分野を「世に出す」仕組みの確立が急務ではと感じた。
- 新規開発薬の概要が理解できた事。
- Guest Speakerが良かった。
- 今回は免疫療法に限られてはいるが、新しい研究と開発の動向についての発表、討論が行われた事。従来のフォーラムは主にレギュラトリーに関わるもので、既に開発に乗ったものの話題であった。もっと重要な事は開発に乗せるシード、技術をどう作り出すかであり、この方向にフォーラムが注目した事が良かったと思う理由です。こんごもこの方向の討論を組み入れるようにして欲しい。
総合評価「普通&あまり良くなかった」と回答
- 座席は指定にするなら選ばせて欲しい。早く来たのに端の席でスライドが見づらかった。
今後取り上げるべき、興味のあるテーマ
開発全般
- Breakthrough designationへの質問が多かったように感じたので、海外のガイドラインやプロセスなども取り上げては?
- Drug Development Strategy: Should it go to Global, Asia?
- 臨床試験の主要評価項目(OS、PFS, etc.)と申請審査の関係について
- 本日も話題になっていたコンビネーションに関する最新の動向について
- 日本におけるnovel-novel combinationの開発展望
治療薬・治療法
- がん免疫療法の検証試験で対照群より劣る成績が出る場合もある→そのメカニズムの解析結果の検討
- 養子免疫療法、特にgene-engineered TCR, CAR T-cellにフォーカスしたテーマ
- 抗体医療
- がん治療における「再生医療」の進展状況
- iPS細胞のがん領域への適応
- TKIsの薬剤耐性のメカニズム解明と克服
- バイオマーカーなど
第16回フォーラム実行委員会
委員長 | 岩崎 甫(山梨大学) |
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副委員長 | 影山 愼一(三重大学) |
嶋本 隆司(米国研究製薬工業協会/MSD株式会社) | |
委員 | 春日 芳朋(欧州製薬団体連合会/中外製薬株式会社) |
鈴木 正紀(日本製薬工業協会/第一三共株式会社) | |
谷合 央(米国研究製薬工業協会/日本イーライリリー株式会社) | |
中西 健(欧州製薬団体連合会/グラクソ・スミスクライン株式会社) | |
橋本 順一(日本製薬工業協会/大塚製薬株式会社) | |
船渡 甲太郎(欧州製薬団体連合会/メルクセローノ株式会社) | |
前田 英紀(日本製薬工業協会/アステラス製薬株式会社) | |
山本 景子(米国研究製薬工業協会/MSD株式会社) | |
冨田 章弘(公財)がん研究会) | |
清宮 啓之(公財)がん研究会) | |
藤田 直也(公財)がん研究会) |